カルテの中身

勘と記憶ではなく、
132項目の構造で
顧問先を知る。

担当者の頭の中にあった顧問先の一次情報を、11章・132項目のカルテに。

2026-10-03 時点・カルテ様式 v2.9 の管理項目の数。全11章のうち、■基準・■環境・■0・■台帳は項目数に入らない章です。

カルテの構造(入り口 → 11の章 → 使い道)

「入り口」や「使い道」を押すと、つながっている章が光ります。

入り口

顧問先カルテ(全部入り=全11章)上から、カルテに並ぶ順

事務所の層物差し

■基準 この事務所の判断基準11テーマ全顧問先で同じ

基本思想・やらないこと・譲れない一線・提案の優先ロジック・最終判断の型 など

  • 設定の取り込み
  • 手入力
  • 提案書

関わり方の層この顧問先とどう付き合うか

■方針 関与方針18項目

関与モデルの現在地・関与方針・その理由・次の四半期の狙い・次の一手

  • 設定の取り込み
  • 手入力
  • カンファレンス
  • 訪問準備

■基準に照らして決める。決め事を確定できるのは所長だけ

外側の前提この会社を調べた結果ではない

■環境 この顧問先が置かれている環境同じ業種・地域・規模なら同じ

業種で外せない法令の論点・この規模で適用されること・最低賃金・人手の需給・賃金の相場

  • 自動
  • 提案書

■Ⅰの業種・■Ⅱの人数・■付録の都道府県から組み、■Ⅲと突き合わせる

充足状況何が分かっていないか

■0 このカルテの充足状況

「確認済み ◯/全 132 項目(◯%)」と、未把握を優先度順に並べた「次に聞くこと」

  • 数えて出す
  • 訪問準備
  • カンファレンス

■方針・■Ⅰ〜■Ⅴ・■付録の 132 項目を数える

会社の事実の層この顧問先で確かめたこと

■Ⅰ 会社の姿7項目

事業内容・許認可・経営フェーズ・業績の要点・売上構成比

  • 初期インポート
  • インボックス
  • 提案書

■Ⅱ 人と仕事12項目

従業員数(正社員・非正規)・男女・年代・人数の推移

  • 初期インポート
  • インボックス
  • アラート

■Ⅲ 人事の現在地44項目

診断の結果と、①処遇〜⑧人事方針と体制の8つの棚(36協定・就業規則・トラブルの履歴 など)

  • インボックス
  • 手入力
  • 提案書
  • カンファレンス

人の層誰が決め、何を大事にするか

■Ⅳ 経営者18項目

社長の関心事(発言の原文)・効くアプローチ・避けること・判断の傾向・価値観・制約とタブー・記念日・経営の担い手と承継

  • インボックス
  • 手入力
  • 訪問準備
  • アラート

本人が話してくれた範囲だけ。健康・信条などは記録しない

関係の記録の層当事務所とのあいだで起きたこと

■Ⅴ 当事務所との取引と記録26項目

契約と顧問料・窓口と実務の回し方・直近の訪問・宿題と約束・提案の履歴・カンファレンスでの決定

  • インボックス
  • カンファレンス
  • 訪問準備
  • カンファレンス

■台帳 是正タスク台帳と施策台帳

番号つきの是正タスク・施策と、その状態。終わった行も消さない

  • インボックス
  • 手入力
  • カンファレンス

台帳データ会社の基本情報

■付録 会社の台帳データ7項目

会社名・法人番号・所在地・主たる事業所の都道府県・設立年・決算月・資本金

  • 初期インポート
  • インボックス
  • 全部入りのカルテだけ

使い道

全部入り/用途別カンファレンス用・訪問準備用・提案書用。テキストかWordで

※ 緑の札は、その章が主に効く使い道です。全部入りのカルテには全章が載り、用途別のカルテは章を絞ります(■付録は全部入りだけ)。

使った結果——訪問報告書やカンファレンスの決定——は、また左の入り口から戻ってきます。使うたびに、カルテが育ちます。

人が承認するまで、カルテは変わりません。インボックスに入れたものは、変わるところを示した下書きになり、事務所の人が確かめて承認したときに初めて反映されます。判断基準と関与方針の決め事は、所長が確定します。

層ごとの中身と、132項目の一覧

各層の右側で、区画ごとに全項目を開いて見られます。項目名はカルテ項目一覧のまま、数は「何を聞くか」の単位です。■基準・■環境・■0・■台帳は、132項目に数えない章です。

  • ヒアリング125項目

    社長・担当者に聞けば埋まる。訪問のたびに少しずつ埋まっていきます。

  • 診断で埋まる4項目

    聞き取りでは埋まらない。診断でしか埋まらない空欄は、そのまま提案の余地です。

  • 原本を読む3項目

    就業規則・給与計算の決まりなど、原本に書いてあること。社長に聞き直しません。

事務所の層 ■基準

11テーマ+本文|どの顧問先のカルテにも、同じものが先頭に載る

入っている情報
事務所の基本思想/やらないことリスト/譲れない一線/距離感の判断ルール/リスクに対する考え方/社長タイプへの対応ルール/伝え方・文体の型/AIへの任せ方/提案の優先ロジック/経験則/最終判断の型
どこから入るか
設定の取り込み(所長だけ)・画面での手書き。インボックスの訪問報告書に書かれた判断から、書き足しの案が出ることもある(変わるのは所長が承認したときだけ)
何に使うか
関与方針を決める物差し。提案や答えを、この事務所の考え方に沿わせる

関わり方の層 ■方針

全 18 項目(うち事務所の中だけの見立て 13)

入っている情報
関与モデルの現在地/関与方針/その方針にした理由/目標・次の四半期の狙い/次の一手。ほかに、事務所の中だけの見立て(13項目)
どこから入るか
設定の取り込み(複数社まとめて)・1社ビュー。職員は案まで、確定は所長だけ
何に使うか
カンファレンスと訪問準備の前提。提案の中身は、この方針と■Ⅰ以降の事実から決まる

「事務所の中だけの見立て」は、所長が方針を決めた材料です。顧問先を値踏みするための欄ではなく、担当が代わっても「なぜこの付き合い方なのか」を引き継ぐためのもので、顧問先には出しません。

全項目を見る(区画を押すと開きます)

関与方針18項目
  • 関与モデルの現在地優先度 高ヒアリング
  • 関与方針優先度 高ヒアリング
  • その方針にした理由優先度 中ヒアリング担当が代わると理由が失われる。3区分の値だけでは何も伝わらない
  • 目標・次の四半期の狙い優先度 高ヒアリング
  • 次の一手優先度 高ヒアリング
  • 事務所の中だけの見立て(13項目)所長が関与方針を決めた材料。顧問先には出さず、事務所の中で付き合い方を引き継ぐためのもの

外側の前提 ■環境

項目数に数えない|同じ業種・地域・規模なら同じ内容

入っている情報
この業種で外せない法令の論点/この規模で適用されること(常時50人以上の義務など)/地域別最低賃金/有効求人倍率/賃金の相場
どこから入るか
自動。業種・所在地・規模から、公的統計などの前提情報を組む(入力しない)
何に使うか
論点ごとに「■Ⅲのどこと突き合わせるか」が書かれている。この会社を調べた結果ではないので、事実(■Ⅰ以降)とは混ぜない

充足状況 ■0

項目数に数えない|カルテから数えて出す

入っている情報
確認済み ◯/全 132 項目(◯%)/次に聞くこと(優先度の高い順)/診断を実施すれば埋まること/添付の原本を読めば分かること
どこから入るか
入力しない。■方針・■Ⅰ〜■Ⅴ・■付録の状態から数える
何に使うか
次の訪問で聞くことの一覧。空いているところが、そのまま提案の入り口になる

会社の事実の層 ■Ⅰ 会社の姿

全 7 項目(概要 5・業績の要点 2)

入っている情報
業種/事業内容(何で稼いでいるか)/拠点・店舗数/許認可・業法/経営フェーズ/業績の要点(売上の規模・利益の状況・前期と比べた傾向)/売上構成比(事業・取引先)
どこから入るか
初期インポート(業種)・インボックス・手入力
何に使うか
賃上げ・人件費の提案の原資、どの事業の人を厚くするか。決算書の細かい数字は持たない

このほか「人事戦略」(経営理念・事業ドメイン・求める人材像・組織デザイン)の棚があります。次のステージの観点で、今は聞かなくてよく、数えていません。

全項目を見る(区画を押すと開きます)

概要5項目
  • 業種優先度 高ヒアリング
  • 事業内容(何で稼いでいるか)優先度 高ヒアリング業種コードでは提案が組めない。誰に何を売っているかを一文で
  • 拠点・店舗数優先度 中ヒアリング1拠点に50人と10拠点に5人ずつでは、労務管理の体制も勤怠の集計方法も変わる
  • 許認可・業法優先度 中ヒアリング建設業許可・派遣・介護指定 等。法令上の縛りと提案できる打ち手が変わる
  • 経営フェーズ優先度 中ヒアリング
業績の要点2項目
  • 業績の要点(売上の規模・利益の状況・前期と比べた傾向)優先度 中ヒアリング賃上げ・人件費の提案の原資。いつの決算の値かも聞く(決算書の細かい数字は要らない)
  • 売上構成比(どの事業・どの取引先で稼いでいるか)優先度 中ヒアリングどの事業の人を厚くするか。特定の取引先への偏りも同じ一覧で

会社の事実の層 ■Ⅱ 人と仕事

全 12 項目(人員の構成と推移)

入っている情報
従業員数(合計)/うち正社員・うち非正規/男性・女性/30歳未満〜50代/60〜64歳と65歳以上(65歳で分ける)/従業員数の推移
どこから入るか
初期インポート(従業員数)・インボックス・手入力
何に使うか
採用の提案か定着の提案か、定年・再雇用・承継の打ち手。人数の節目はアラートに出る

このほか「人事データの状況」の棚があります。次のステージの観点で、数えていません。

全項目を見る(区画を押すと開きます)

人員の構成と推移12項目
  • 従業員数(合計)優先度 高ヒアリング
  • うち正社員優先度 高ヒアリング非正規7割の運送会社と正社員中心のIT企業では、同じ相談でも着地が違う
  • うち非正規(パート・契約・派遣)優先度 高ヒアリング
  • 男性優先度 中ヒアリング育休・両立支援・ハラスメント対策の提案が変わる。会社の集計値(本人ごとの記録ではない)
  • 女性優先度 中ヒアリング
  • 30歳未満優先度 中ヒアリング定年・再雇用・承継・採用の打ち手が変わる
  • 30代優先度 中ヒアリング
  • 40代優先度 中ヒアリング
  • 50代優先度 中ヒアリング
  • 60〜64歳優先度 中ヒアリング65歳で分ける(高年齢者雇用安定法・助成金の境目。合算はできても分割は後からできない)
  • 65歳以上優先度 中ヒアリング
  • 従業員数の推移優先度 低ヒアリング増えているのか減っているのかで、採用の提案か定着の提案かが分かれる

会社の事実の層 ■Ⅲ 人事の現在地

全 44 項目(診断 2・①4・②2・③5・④4・⑤⑥4・⑦18・⑧5)

入っている情報
プラチナ企業診断・労務コンプライアンス診断の結果/①賃金体系・固定残業代/②教育・研修・キャリア面談/③労働時間制度・多様な正社員制度/④サーベイ・1on1・職場の雰囲気/⑤⑥採用・離職・定年/⑦就業規則・36協定・労基署の調査・労災・係争/⑧人事を誰が決めているか
どこから入るか
インボックス・手入力。診断の点は診断を実施して入る(聞き取りでは埋まらない)。各棚の最後の「8領域」の行は、診断の点から導く
何に使うか
守りが崩れていないか、どこから提案するか。トラブルは「起きた」「調べたが無かった」「分からない」を書き分け、決着した件も消さない

全項目を見る(区画を押すと開きます)

プラチナ企業診断2項目
  • プラチナ企業診断優先度 高診断で埋まる
  • プラチナ企業診断の設問明細優先度 中診断で埋まるどの設問の得点が低かったか。残るのは診断ツールで実施した回だけ(手入力・結果票の読み取りはカテゴリ単位)
①処遇4項目
  • 賃金体系優先度 中ヒアリング月給・日給月給・時給。固定残業代の扱いや割増の計算が変わる
  • 賞与の有無・支給月優先度 中ヒアリング提案を出す月の判断に効く(決算月と合わせて読む)
  • 昇給の時期優先度 中ヒアリング
  • 固定残業代の有無と時間数優先度 高ヒアリング明示の要件を欠くと無効になり、未払残業の温床になる。一律の手当を払っているだけで定めが無いなら「慣行のみ」
②成長・貢献2項目
  • 教育・研修の仕組み優先度 中ヒアリング入社時・階層別・資格取得の支援など、人を育てる仕組みが制度としてあるか
  • キャリア面談の仕組み優先度 中ヒアリング将来の役割や成長を上司・会社と話す場が、定期的にあるか
③働き方5項目
  • 社員区分優先度 中ヒアリング正社員・限定正社員・契約社員・パートなど、どんな区分があり、区分ごとに何が違うか
  • 多様な正社員制度優先度 中ヒアリング勤務地限定/職務限定/時間限定(残業なし)/短時間正社員のうち、制度として導入しているもの。4種を1つに畳まない(どれを新設できるかで助成金の判定が変わる)
  • 区分の間を移る仕組み優先度 中ヒアリングパートや契約社員から正社員へ、正社員から限定正社員へ、など区分を移る制度と実績
  • 労働時間制度優先度 高ヒアリング固定/1か月・1年単位の変形/フレックス/裁量/事業場外みなし。残業代の計算方法が根本から変わる
  • 所定労働時間・法定休日優先度 中ヒアリング
④組織風土4項目
  • エンゲージメントサーベイ(従業員意識調査)優先度 中ヒアリング実施しているか。しているなら直近の実施時期と、結果の要点
  • 1on1の仕組み優先度 中ヒアリング上司と部下が定期的に1対1で話す場が、仕組みとしてあるか(頻度・対象)
  • 職場の雰囲気(所長の観察)優先度 中ヒアリング訪問して感じた空気。あいさつ・会話の量・社長がいるときといないときの違いなど
  • ハラスメント相談優先度 中ヒアリング
⑤⑥採用・定着・退職4項目
  • 60歳以上の在籍優先度 中ヒアリング高年齢者雇用確保措置(65歳まで)の対象になる
  • 直近1年の採用と困りごと優先度 中ヒアリング採用した人数(合計)と、採用で困っていること。0名(確認済み)と未把握は別物
  • 直近1年の離職と理由優先度 中ヒアリング辞めた人数と、会社として把握している理由の傾向。個人の事情は書かない(要配慮個人情報)
  • 定年・継続雇用の制度優先度 中ヒアリング定年年齢、継続雇用の上限年齢と処遇(70歳までの就業機会の確保は努力義務)
⑦コンプライアンス18項目
  • 社会保険の適用事業所か優先度 中ヒアリング
  • 外国人労働者の有無・人数優先度 中ヒアリング在留資格の管理義務が生じる
  • 障害者雇用の状況優先度 中ヒアリング常用43.5人以上で法定雇用率の義務。未達なら納付金
  • 労務コンプライアンス診断優先度 高診断で埋まる
  • 就業規則の有無・届出状況優先度 高ヒアリング常時10人以上なら作成・届出が義務。無ければそれ自体が違反
  • 就業規則の最終改定日優先度 中ヒアリング就業規則の最後のページ(附則)に「令和◯年◯月◯日改定」と書いてある。原本があればそこを見る
  • 就業規則の状態優先度 中原本を読む「10年前の雛形のまま」「固定残業代の扱いが曖昧」等。構造化せず原本で読む
  • 36協定の締結・届出・有効期限優先度 高ヒアリング有効期限が切れていれば時間外労働は即違法。ここが空のカルテを「問題なし」と読まないこと
  • その他の労使協定優先度 低ヒアリング
  • 健康診断の実施状況優先度 中ヒアリング
  • ストレスチェックの実施優先度 中ヒアリング常時50人以上で義務。人数が境目に近い会社は毎年確認が要る
  • 安全衛生管理体制優先度 中ヒアリング衛生管理者・産業医の選任。50人以上で義務
  • 労務コンプライアンス診断の設問明細優先度 中診断で埋まるどの設問が×だったか。残るのは診断ツールで実施した回だけ(手入力・結果票の読み取りはカテゴリ単位)
  • 相談・指摘の記録優先度 中ヒアリング
  • 労基署の調査・是正勧告優先度 高ヒアリングいつ・何を指摘され・是正したか。再監督の対象になりうる
  • 未払残業の請求優先度 高ヒアリング
  • 労災の発生優先度 高ヒアリング
  • 係争・あっせん・労働審判優先度 高ヒアリング
⑧人事方針と体制5項目
  • 労働組合の有無優先度 中ヒアリング就業規則の変更も賃金改定も、交渉相手と手順が変わる
  • 経理・総務の担当者と力量優先度 中ヒアリング給与・勤怠・手続の実務を誰が回しているか、どこまで任せられるか。任せ方と提案の出し方が変わる
  • 人事を誰が決めているか優先度 中ヒアリング採用・配置・昇給を社長が一人で決めるのか、任せている人がいるのか
  • 社長が人事で大事にしていること優先度 中ヒアリング社長の言葉で。人を採る・育てる・報いるときに何を大事にしているか
  • 判断・意思決定の傾向(会社として)優先度 低ヒアリング

人の層 ■Ⅳ 経営者

全 18 項目(経営者 13・経営の担い手と承継 5)

入っている情報
人物メモ/社長の関心事(発言の原文・日付つき)/効くアプローチ・避けること・判断の傾向/価値観(4つの軸を1〜5で)/制約とタブー/記念日/株主の構成・役員と続柄・キーマン・後継者と承継の段階
どこから入るか
初期インポート(代表者名・役職)・インボックス・手入力(人物は画面から登録)
何に使うか
伝え方を合わせる、提案を誰に通すか。社長の言葉はそのまま提案の入り口に。記念日はアラートに出る

人物の欄は、本人が話してくれた範囲だけを記録します。健康状態・信条などは記録しません。効くアプローチなどは所長の見立て(仮説)で、実際の反応と食い違えば実際を優先します。

全項目を見る(区画を押すと開きます)

経営者13項目
  • 人物メモ(社長・キーパーソン)優先度 高ヒアリング誰が決めるのか。社長以外に効く人が居るか
  • 効くアプローチ(共通3欄)優先度 中ヒアリング
  • 避けること(共通3欄)優先度 中ヒアリング
  • 判断・意思決定の傾向(社長個人・共通3欄)優先度 中ヒアリング
  • 価値観:雇用維持志向(1〜5)優先度 中ヒアリング雇用を守ることをどれだけ優先するか。整理解雇・配置転換の提案の受け止めが変わる
  • 価値観:コンプライアンス厳格度(1〜5)優先度 中ヒアリング
  • 価値観:コスト感度(1〜5)優先度 中ヒアリング
  • 価値観:従業員関係スタンス(1〜5)優先度 中ヒアリング
  • 価値観の補足(事務所の言葉)優先度 低ヒアリング
  • 特性診断の記録優先度 低ヒアリングMBTI・ストレングスファインダー等。実施していれば診断名・実施日・結果の要約
  • 社長の関心事(発言の原文)優先度 高ヒアリング要約しない。何をどう言ったかがそのまま提案の入口になる
  • 制約とタブー優先度 低ヒアリング
  • 記念日優先度 低ヒアリング
経営の担い手と承継5項目
  • 株主の構成(経営権者・持株割合)優先度 中ヒアリング誰が会社を支配しているか。社長・親族・役員・社外の区分と割合(名前は本人が開示した範囲だけ)
  • 役員(役職・常勤か・社長との続柄=同族か)優先度 中ヒアリング同族会社か・親族が働くときの保険の扱いが変わる
  • キーマン(社内で話を動かす人と役割)優先度 中ヒアリング提案を誰に通すか。社長以外に話を動かす人(実務を回す専務・人事を決める総務部長など)
  • 後継者と承継の段階(時期の見込み)優先度 中ヒアリング候補が居るか・社長との関係・いつ頃か。「未定」も答えのうち
  • 承継の準備(株の移し方・育成など)優先度 低ヒアリング

関係の記録の層 ■Ⅴ 当事務所との取引と記録

全 26 項目(契約と顧問料 8・窓口と実務 7・訪問と提案の進め方 5・提案と記録 6)

入っている情報
契約種別・範囲・月額顧問料/他士業の関与/窓口担当者・連絡の作法/給与の締め日・支払日/直近の訪問の要点/宿題と約束/提案の履歴(反応・結果)/決め方・よく出る反論/カンファレンスでの決定・次の機会の種
どこから入るか
初期インポート(顧問料・更新月・窓口)・インボックス・手入力・カンファレンス
何に使うか
前回の続きから話す。済んでいない宿題、決めたのに動いていないことが次の一手になる

全項目を見る(区画を押すと開きます)

契約と顧問料8項目
  • 契約種別優先度 中ヒアリング
  • 契約範囲優先度 中ヒアリング
  • 契約更新月優先度 低ヒアリング
  • 月額顧問料優先度 中ヒアリング
  • 月額顧問料の推移優先度 低ヒアリング
  • スポット履歴優先度 低ヒアリング
  • 契約の経緯(誰の紹介か)優先度 低ヒアリング
  • 他士業の関与優先度 中ヒアリング税理士・弁護士。誰を通すかで提案の通り方が変わる
窓口と実務の回し方7項目
  • 窓口担当者優先度 中ヒアリング
  • 当事務所の担当者優先度 中ヒアリング
  • 連絡の作法優先度 中ヒアリング
  • 給与計算の締め日優先度 高ヒアリング支払日と対で押さえる。ここがずれると毎月の作業の段取りが全部ずれる
  • 給与の支払日優先度 高ヒアリング
  • 給与計算の癖優先度 高原本を読む締め日・支払日・端数処理・日割りの決まり。構造化せず原本で読む
  • データのやり取りの方法優先度 中原本を読む勤怠の受け渡し(誰が・いつ・どの形式で)。構造化せず原本で読む
訪問と提案の進め方5項目
  • 直近の訪問の要点(日付・要点・前回からの変化)優先度 中ヒアリング最新1回分だけ。要点は3行程度。訪問報告のたびに上書きする(経過の逐一は書かない)
  • 宿題と約束優先度 中ヒアリング誰が(事務所/会社)・何を・いつまでに。済んだら「済」を書いて閉じる(消さない)
  • 提案の履歴優先度 中ヒアリング何を・いつ提案し、社長がどう反応し、どうなったか(採用・検討中・見送り)。見送りなら理由も
  • 決め方(誰に相談して決めるか・お金を出す時期)優先度 中ヒアリング社長が誰に相談して決めるか(税理士・奥様・専務など)と、予算・決算の時期。提案を出す相手と月が変わる
  • よく出る反論・こだわり優先度 中ヒアリング社長の言い方そのまま(数行)。ロープレの材料になる
提案と記録6項目
  • 記録ログの特記優先度 中ヒアリング
  • 提案の記録優先度 低ヒアリング記録ログに残っている提案(旧い置き場)。新しい提案は「提案の履歴」へ
  • カンファレンスでの決定優先度 中ヒアリング事務所として何を決めたか。決めたのに動いていないものが次の一手になる
  • 気づき優先度 低ヒアリング
  • 診断実施の記録優先度 低ヒアリング
  • 次の機会の種優先度 高ヒアリング

関係の記録の層 ■台帳

項目数に数えない|是正タスク台帳・施策台帳

入っている情報
是正タスク(起点:診断から・監査から・労基署から/状態:未着手・対応中・完了・保留・取りやめ)/施策(入口:困りごとから・診断から/状態:検討中・実施中・一時停止・終了・取りやめ)
どこから入るか
番号で行を指した「台帳の更新」をインボックスで承認・画面
何に使うか
是正と施策がどこまで進んだか。終わった行・取りやめた行も消さずに残る

台帳データ ■付録

全 7 項目

入っている情報
会社名/法人番号/所在地/主たる事業所の都道府県/設立年/決算月/資本金
どこから入るか
初期インポート(会社名・所在地)・インボックス・手入力
何に使うか
全部入りのカルテにだけ載る(用途別には載らない)。都道府県は■環境の最低賃金などを引く鍵。決算月で提案を出す月が、資本金で助成金の中小企業要件が変わる

全項目を見る(区画を押すと開きます)

会社の台帳データ7項目
  • 会社名優先度 低ヒアリング
  • 法人番号優先度 低ヒアリング
  • 所在地優先度 低ヒアリング
  • 主たる事業所の都道府県優先度 中ヒアリング一覧から選ぶ。最低賃金・有効求人倍率はこれで引く
  • 設立年優先度 低ヒアリング
  • 決算月優先度 中ヒアリング賞与・昇給・予算の時期が決まる。提案を出す月が変わる
  • 資本金優先度 低ヒアリング助成金の中小企業要件の判定に効く

章ごとの項目数の合計(2026-10-03 時点・カルテ様式 v2.9):■方針 18+■Ⅰ 7+■Ⅱ 12+■Ⅲ 44+■Ⅳ 18+■Ⅴ 26+■付録 7=132 項目。マイナンバー・口座番号は記録しません。

空欄にも意味がある——「状態の言葉」

カルテは、分からないところを推測で埋めません。空欄は、何が分かっていないかを言葉で示します。

  • 未把握・未確認

    まだ把握していない。推測で埋めない。聞けば埋まるものは■0の「次に聞くこと」に並ぶ。

    → 次の訪問で聞くこと

  • 未測定

    診断をまだ実施していない。聞き取りでは埋まらない。

    → 診断そのものが提案の余地

  • 未確定

    関与モデル・関与方針について、所長の見立てがまだない。

    → 所長が決めること

  • 保存先なし

    把握する価値はあるが、記録する欄がまだ無い。訪問で聞いてよい。

  • 原本参照

    就業規則・賃金台帳などの原本に書いてある。聞き直さない。

  • 確認済み・該当なし

    調べたが無かった(いつ時点かも残る)。「分からない」とは別の事実。

空欄は、提案の余地

未把握は次に聞くこと、未測定は診断の提案、次のステージの棚の空欄は、その先の取り組みの提案になります。カルテは、埋まっていないところまで含めて、次の一手を教えてくれます。

■0 の表示の例(架空のデモ事務所の顧問先「高橋運送」のカルテより)確認済み 71 / 全 132 項目(53%)——次に聞くこと 56 件・診断を実施すれば埋まること 2 件・原本を読めば分かること 3 件

用途別のカルテ

全部入りのほかに、用途に合わせて章を絞ったカルテを出せます。省いた章は先頭に書かれ、「この用途では載せていない」だけで、未把握ではありません。

  • カンファレンス用事務所で顧問先を話し合うときに
    全部:
    ■基準・■方針・■Ⅰ・■Ⅲ・■台帳
    一部:
    ■環境・■0・■Ⅱ・■Ⅳ・■Ⅴ
    省く:
    ■付録
  • 訪問準備用次の訪問の前に
    全部:
    ■0・■Ⅰ・■Ⅳ
    一部:
    ■基準・■方針・■Ⅱ・■Ⅲ・■Ⅴ・■台帳
    省く:
    ■環境・■付録
  • 提案書用提案書をつくるときに
    全部:
    ■環境・■Ⅰ・■Ⅱ・■Ⅲ
    一部:
    ■基準・■方針・■Ⅳ・■Ⅴ・■台帳
    省く:
    ■0・■付録

2026-10-03 時点・カルテ様式 v2.9 の内容です。例に出した会社は、すべて架空のデモ事務所の顧問先です。

始めるときは、3つ貼るだけ

事務所の判断基準、顧問先の一覧、顧問先ごとの関与方針。この3つを貼れば、カルテを育て始められます。